10月29日 とほいよぞらにしゆうまつのはなびがさく

毎月最終火曜日、本郷三丁目の本郷文化フォーラムで憲法寄席ミニライブに「詩よみ」で出演しています。ミニライブも今回で22回目、もうすぐ2年になります。「詩よみ」は今回は3人。いつももっきりやの芝居に出演してもらっている女優の鈴木あゆみさんを迎えて、女性詩人をやろうと思いました。女性が詩を書くことも発表することも困難な時代の先駆者の詩。書かずにはいられなかった、鼓動が、血をどくどく流しているのが見えるような言葉。正直に自分と向かいあい、実感のある言葉。

あゆみちゃんが選んできた詩は、石垣りんの「今日もひとりの」。まさに今に通じる詩でした。続いてあゆみちゃんと門岡で石垣りんさん「崖」と「愚民の国」を。真っ直ぐで正直なりんさんの眼差しを感じる言葉。

次に吉原幸子さんの詩「むじゅん」。吉原幸子さんの後期の詩です。

  むじゅん

とほいゆきやまがゆふひにあかくそまる
きよいかはぎしのどのいしにもののとりがぢっととまって
をさなごがふたりすんだそぷらのでうたってゐる
わたしはまもなくしんでゆくのに
せかいがこんなにうつくしくては こまる

とほいよぞらにしゅうまつのはなびがさく
やはらかいこどもののどにいしのはへんがつきささる
くろいうみにくろいゆきがふる
わたしはまもなくしんでゆくのに
みらいがうつくしくなくては こまる!

…………

 

生と死のあわい……かけがえない命。吉原さんの詩は本当にはかなくて美しくて、そして強い。もうひとつ、門岡が「無題(ナンセンス)」を。

……私はナメクジになったりしたところで、杉浦も加わり、今回の番外編ボブ・ディラン。そうして、ラストに河津聖恵さんの「夏の花」を3人で朗読しました。希望をこめて……。

 

 

 

 

 

 

 

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劇団もっきりや。ひとりとひとり

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