「フールオンザヒル」の稽古場から 2日目

2日目は、「フールオンザヒル」の作家から言葉が飛んできました。彼も丘の上の……ひとりです。

杉浦です。台本が出来ましたあっっ‼
本番までひと月をきったこの時期にアップするというのは、僕にしてはまあまあ早いほうかなあと言うと、うちの役者陣から「ふざけんな」と怒られるので、あんまり喜べません。
今回の台本は今までの杉浦作品の中でも一番異色な作品になりました。僕の大好きな詩人たちの言葉を繋いで、ひとつの芝居❓にしてみました
必見です! ある意味でっ!
さて、杉浦の「稽古場の一人言」これからちょくちょくここに載せてこうかと思います。どうかよろしくお願いします‼

さて……今回のもっきりやは「詩よみ」拡大ヴァージョンと称しています。時代に抗った詩人たちの言葉が立ち現われます。もともと詩読を始めた時、どうしてもどうしても紹介したい詩人がおりました。小熊秀雄です。

星の光りのように

信じがたい程
暗い、暗い、空のもとに
我等は生活してゐる、
暗黒と名づけようか、
この夜の連続的なふかさを――、

絵:小熊秀雄

だがこの空の星の
光りやうを君は見落してはいけない、
空が暗ければ
星は光るんだ、
われらの意志のやうな
微妙な強さで
この空のものと
地上のわれらと交驩しよう、
星と人との
よろこびあひに
立会ふものは誰もゐない、
だが星や人間は
そのことを知つてゐる、
人間の皮膚の色に
艶がでたり、色がさしたり
若さから老に移つてゆくやうに、
星もまた若さから
老いてゆくであらうことを、
ただ星はそのために
一瞬間でも
光るのを停めただらうか、
ああ、我々の若さから
闘ひの移りゆく一瞬間にも
われらはたたかひの
意志の光を停めていゝだらうか、
ゆるしがたいことは――
あらゆる地上のものを
汚辱することだ
行為の光芒を
さへぎるものはないだらう

小熊秀雄の言葉、心に焔をともします。今回の芝居で、さあてどんな小熊秀雄の言葉が飛び出すか。お楽しみに!

紹介 管理人

劇団もっきりや。ひとりとひとり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です